Google Map API を使用するためのAPIキーを作成する

Google Mapを使用するためには、Google Map API を使用します。
また、Google Map API を使用するためには APIキーを作成する必要があります。

今回は、Google Map API を使用するためのAPIキーの作成方法をまとめました。

手順

  • 各プラットフォームでの準備
  • APIの有効化
  • APIキーの作成

Androidでの準備

SHA1 証明書フィンガープリントの取得

Google APIAPIキーを取得するには、
AndroidのキーストアからSHA1 証明書フィンガープリントを取得する必要があります。
Xamarinの場合、キーストアは下記にあります。 *1

/Users/<ユーザー名>/.local/share/Xamarin/Mono for Android/debug.keystore

SHA1 証明書フィンガープリントの取得には「keytool」コマンドを使用します。 「ターミナル」で下記のようにコマンドを実行しましょう。

keytool -list -v -keystore /Users/<USERNAME>/.local/share/Xamarin/Mono\ for\ Android/debug.keystore -alias androiddebugkey -storepass android -keypass android

<USERNAME>の部分は自分の環境に書き換えてください。

下記のような結果が表示されます。
SHA1」の部分がSHA1 証明書フィンガープリントとなります。 後で使用するので、値をメモしておきましょう。

f:id:mattsuDev:20150706204843p:plain

パッケージ名の取得

APIキーは、「SHA1 証明書フィンガープリント」と「パッケージ名」のセットで取得します。
Androidプロジェクトのパッケージ名をメモしておきましょう。
パッケージ名は、
「Properties/AndroidManifest.xml」の「package="パッケージ名"」のパッケージ名の部分です。

<manifest xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
android:versionCode="1"
android:versionName="1.0"
package="com.mattsuDev.XamarinFormsMapSample">

iOSでの準備

バンドルIDの取得

iOS用のAPIキーの作成には、バンドルIDが必要になります。
バンドルIDは「Info.plist」の「Bundle identifier」に設定されているものです。

APIの有効化

Google API Console へのアクセス

APIキーに関する操作は、Google API Consoleで行います。
アクセスしてください。
下記のような画面が表示されるので、「Create Project」を選択します。
自動的にプロジェクトが作成されます。

f:id:mattsuDev:20150706210351p:plain

APIの有効化

APIキーを使用するためには、使用したいAPIを有効化する必要があります。
「Enable Google APIs for use in your apps」を選択します。
f:id:mattsuDev:20150706211138p:plain

Androidなら「Google Maps Android API」を、
iOSなら「Google Maps SDK for iOS」を選択します。 f:id:mattsuDev:20150706211159p:plain

APIを有効にする」ボタンを押します。 f:id:mattsuDev:20150706211210p:plain

有効なAPIに追加されれば完了です。 f:id:mattsuDev:20150706211612p:plain

APIへアクセスするためのキーを作成

有効にしたAPIにアクセスするためのキーを作成します。
左側のメニューから「APIと認証」→「認証情報」と選択します。
「公開APIへのアクセス」の「新しいキー」を作成ボタンを押します。
「新しいキーの作成」ダイアログが表示されます。 f:id:mattsuDev:20150706212148p:plain

Androidの場合

Android key」を選択します。
下記のような画面が表示されるので、アクセスを許可するアプリの登録を行います。
事前に用意しておいた、「SHA1 証明書フィンガープリント」と「パッケージ名」を指定されたように登録しましょう。 *2
「作成」ボタンを押して、APIキーを作成します。 f:id:mattsuDev:20150706212848p:plain

下記のように作成したAPIキーが確認できれば完了です。 f:id:mattsuDev:20150706213921p:plain

iOSの場合

iOS キー」を選択します。
下記のような画面が表示されるので、アクセスを許可するアプリの登録を行います。
事前に用意しておいた、「バンドルID」を指定されたように登録しましょう。
「作成」ボタンを押して、APIキーを作成します。
(ボタンが「更新」となっているのは気にしないでください。スクショ撮り忘れました。) f:id:mattsuDev:20150706212913p:plain

下記のように作成したAPIキーが確認できれば完了です。 f:id:mattsuDev:20150706213949p:plain

*1:デバッグ用のキーストアです。リリース用のキーストアは自分で用意する必要があります。

*2:デバッグのみで接続する場合には、アプリの登録はなくても良いようです。