XamarinでNativeライブラリを使用する(Android編)

XamarinでNativeのライブラリを使用するには、 使用したいライブラリをBindingする必要があります。

今回はLogPushのライブラリをBindingした方法をまとめます。

サンプルはこちら

LogPushについてはこちら

push.logbk.net

Nativeライブラリの準備

ライブラリをダウンロードする

こちらから最新版をダウンロードしてください。
現時点では1.2.3が最新版です。

Latest LogPush Android SDK

NativeライブラリをBindingする

Xamarin Studio で Bindingプロジェクトを作成する

NativeライブラリをBinding するための Bindingプロジェクトを作成します。
作成されたプロジェクトは下記のようなものになります。

f:id:mattsuDev:20160224164607j:plain

プロジェクトにNativeライブラリを追加する

ダウンロードしておいたライブラリ(.jarファイル)をJarsフォルダに追加します。
ビルドアクションは「EnbeddedJar」とします。

f:id:mattsuDev:20160224164530j:plain

ビルドする

この状態でビルドすると、警告が2件表示されます。 *1

f:id:mattsuDev:20160224164441j:plain

修正する

警告なのでそのままでも動作しますが、内容を確認すると
"com/google/android/gms"
のクラスが見つからないということがわかります。

LogPushのSDKの導入ページでも、
下記の Google Play Services への依存が必要とあるので、
この2つのパッケージを追加します。

f:id:mattsuDev:20160224164321j:plain

f:id:mattsuDev:20160224164302j:plain

確認する

この状態で再度ビルドすると、警告もない状態でビルドが完了します。

以上で、Binding完了となります。

参照

Binding a .JAR - Xamarin

*1:このライブラリは非常に簡単にBindingできましたが、大抵はエラーがたくさん出ます。
その対処方法に関しては、また別途まとめることにします。